20190330新宿タイガー感想と所感

　幾度かリアルにニアミスしてる、新宿にタイガーマスクが居ると言う噂は既に高校時代に聞いていた、街中で虎の面を被り、タイツ姿で歩いているなんざ誰が見ても滑稽だし近寄り難い。実際大人になって新宿を歩き出すと何度かすれ違っている、平静を振舞おうとしてもあの格好だからなー。最近ニアミスしたと言っても１５年は前になると思うけど、既にぬいぐるみも武装しまくり演劇鑑賞時通路階段が狭くて大変そうだったのと、G街某店の周年で女のコ両隣にして映画鑑賞のハシゴをゲラゲラ自慢してた、素顔みせてね。“新宿タイガー”と、明確に名前知ったのもこの頃、かなあ。

　ドキュメンタリーなので、タイガー氏の深いトコロ期待してみる方も多いと思われるけど、氏は余り晒そうとしないで、飄々とゲラゲラ笑い飛ばしてる、たまにポロっと言っちゃうけどね、氏をして、だから何なのみたいな。映画ハシゴしてG街の女優さんにノロケてさ、下手したら俺もこれになってたよ、と思った。昔の自分をご存知な方なら何となく理解して頂ける思うが、ミニシアターとG街のハシゴ、お店のママは演劇の女優さんも多くて見てねと素直に観に行って、客なのに仲良くしてると勘違いしてこれが人への自慢になって…まあ、タイガー氏みたいな人生だって十分にありだろう、映画と美女、と言う生きがい、対してノロケたり気に行った人達に又幸せを提供しているみたいに見えてね、ウダウダのゲラゲラなんだけどそれで人救うのは、神とか詩人なんだなって。やっぱ俺と被る。

　作品中盤から出てるヨーコママ、実は俺にとって凄く大切な人。タイガー氏がママも幸せにしてくれて（様に映って）本当に良かったと思っているが、G街ハシゴの口火が、ヨーコママのシネストークだったから、又その切っ掛けが傷心だったので、話聴いてくれたヨーコさんとノチ通ってお酒楽しんで、幸せを提供してくれたんだよね、そんなママの幸せなトコが映っているんだから、嬉しいどころか感涙だわ、マジで。

　振り返れば関わってくれた人、俺の人生のカテゴライズとも言える人達が

田代葉子
今一生
しまだゆきやす
齋藤浩一

アト数名？これみんな新宿なんだ、出会った所がね。アルコールに溺れながらも俺の人生を大きく動かしてくれた人達だと思っている。アルコールに関しては幾度なく死ぬ思いしたので口にしたくはないしG街に立ち入る気もないが、作った壁もそろそろ氷解出来そうな気がする、多分。酒はもういいけど。
そんな関わった人達の向こう側？上？に新宿タイガーとか他色んな新宿の“名物”が居るのかも知れないね、全く。

　今俺には幸せを無慈悲に提供したい存在が居るからね、また、詩人名乗るのも必然と思えるわけさ。愉しい人生はまだ辞められないよね、な、新宿タイガー！！？